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株式会社ヒューマンインタフェース代表取締役 小畑 貢 が使い手の世界についてのお話をお送りします。
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19 聞こえが悪いとき2

19 聞こえが悪いとき2

孫の発表会を見に行きました。帰りに会場の文化ホールから駅まで歩きながら家族と会話したときあまり聞こえないと感じました。外はやや風がありました。と言ってもそよ風程度です。たしかに強い風が吹くとき外をあるくと風の音を耳元のマイクがひろって、ガガッーと風の音が耳にきます。そういうときは普段聞こえる音声もなかなか聞こえないのですが、このときはたいした風ではなかったので、アレ、変だな。と感じました。帰宅後、テレビをつけるといつもの音量なのに聞こえが悪くテレビの音量を2段階くらい大きくしました。直後に補聴器を外して電池残量確認したときは「準備完了」と言いましたので、どうしたのかなと疑問を感じました。それから1時間くらいしてもう一度、電池残量確認をすると今度は片側が「準備完了」と言いません。
 別の日に、お店の人から音声案内のことを教えてもらいました。音声ガイドは「電池低下」と言っている。電池は数日使っていると電圧が低下し当初の聞こえの品質を維持できなくなるので、そろそろあと30分くらいで聞こえが悪くなりますよ。電池交換が必要ですよと、教えてくれているとのことでした。私はスマートフォンのように電池残量が少なくなったよというお知らせと思っていましたので、そのお知らせの後は切のいい時に補聴器を外し電池残量確認をしていました。これからは「電池低下」を聞いたらできるだけ早く電池を交換しようと思います。
「電池低下」の音声はやはり聞こえないことが圧倒的に多いように思うので近いうちにお店に行ってもう少し大きな声でお知らせしてくれるように調節してもらおうと思います。
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18 聞こえが悪いとき

18 聞こえが悪いとき

左右とも補聴器を付けているのに、ある時、聞こえが悪いなと感じることがありました。ひょっとしたら電池切れかなと思い、まず左側から耳栓を取りだすと、取りだしたとたんに少しだけ聞こえるようになりました。後で思ったのですが、電池切れの状態で耳栓が入っていると、耳に蓋をしたことになりかえって聞こえなくなるようです。

   補聴器の電池蓋を開いて一旦電源オフになってから再び電池蓋を閉じて電源オンにしましたが、予想通り『左、準備完了』と言いません。次に右側の耳栓を取りだし補聴器の電池蓋を開いて閉じると『右、準備完了』と言いました。
  右側は電池は切れていませんでしたが、左側の電池が切れ、耳栓が耳穴に詰まって聞こえない状態になっていたのです。補聴器使用中に電池切れになると、『電池が弱くなりました(多分、こんな感じのこと)』と知らせてくれます。この電池切れのお知らせは、静かな環境で静かにしているときは聞こえます。私の場合、結構気づかないことが多いのですが、だからといってとても困っているほどではありません。それより、このお知らせがもう電池がなくなったと言ってるのか、もうすぐなくなりますと言ってるのか、いまだにはっきりしないことが不満です。
  いずれにせよ、いつ電池切れになるかわかりませんから私は常に交換用の電池をカバンに入れて持ち歩いています。
17 左準備完了と言わない

17   左準備完了と言わない

補聴器を使いはじめるとき、電池蓋を開いて電池を入れ再び蓋を閉めます。すると電源オンになり左側の補聴器であれば『左準備完了』と声で知らせてくれます。ところが、あるとき電池を入れ蓋を閉めても『左準備完了』と言いません。右側は『右準備完了』と言いましたが、左側だけ言いません。左側だけ故障したのかもしれません。私はお店に行き、相談しました。
 結果は故障ではなく意外なことでした。私は気づいてなかったのですが、耳栓の先端には小さな小さな穴がありました。穴の内径が1ミリくらいでしょうか。その穴の奥から増幅された音声が出ていたのです。そこにスピーカーがあったということです。その穴に私の粉末の耳垢が詰まっていたために『左準備完了』の音声が聞こえなかったと言うことでした。そう言えば、『左準備完了』の音声が突然聞こえなくなったのではなく、声が小さくなったなと思っていた頃がありました。
 詰まっていた耳垢を吸出してもらったので以前のように『左準備完了』の音声が聞こえるようになりました。私の耳は、右は湿気があり耳垢も固まりなのですが左耳は乾燥していて耳垢は粉末ばかりなのです。だから、左耳だけ詰まって聞こえなくなるということが起こったのでした。

 と言うことはこれからも同じようなことが起こるということです。粉末が穴に詰まるのを防ぐためのお手入れ用ツールがアクセサリーとしてあること、私はすでに購入時にそれを受け取っていることがわかりました。でもこんな小さな小さな穴、私は実際にはよく見えません。お店が歩いて来れる距離にあるので必要なときはお店に来るだろうと思います。
16 雨が降ってきたら

16 雨が降ってきたら

まだ降らないだろうと思って通りを歩いていたら、ポツポツと雨が降り出すことがありました。傘を持っていればすぐにさして頭部に雨がかからないようにします。傘を持っていないときは立ち止まって、眼鏡をはずしポケットに一時格納します。そして、左耳から耳栓を取り出し補聴器を外しとりあえずポケットに入れます。次に右耳も同じようにやって、ハンカチを取り出し、左右の補聴器をハンカチでくるんで別のポケットに格納します。それから眼鏡をかけて再び歩き出します。
 
 以前に外出し都内の会社を訪問したとき、受付で入館票に名前を書こうと眼鏡を外したときポロッと左側の補聴器がテーブルの上に落ちたことがあります。左側は耳栓の形状が開いてあまり奥までは入りません。私の場合、左側の耳栓はわりと簡単に外れやすいです。だから、街中を歩いてる途中で立ち止まって片手で補聴器を外すのはとても注意深くしなければなりません。そういうわけで私は少しでも雨が降るかもしれないと思ったら傘を持って出かけるようにしています。
 
  右側の補聴器はまるで違います。耳栓の形状は細いので耳穴の奥まで入りますから簡単に外れて落下する心配はありません。むしろ、簡単には取り出せないので取り出すときワイヤーが切れないように注意深く摘まんで、慎重に引っ張って引き出します。
15 お店の雰囲気

15 お店の雰囲気
お店で対応してくれる人は、一般の商品販売する店員さんとは雰囲気がかなり違います。白衣こそ着ていなかったと思います(ひょっとしたら着ていたかもしれない)が、聴覚の専門技術者か専門の看護師さんという雰囲気があります。壁に額が掛っていてひとりひとりの名前が書いてあって技術研修を受け認定されたという認定証が入っています。数年前に行った眼鏡屋さん兼補聴器屋さんの店とは少し雰囲気が違います。眼鏡屋さんの店内には当然、商品の眼鏡が沢山並んでいましたが、この店には全く並んでいません。その代わり、電話ボックスのように閉じられた聴覚機能を測定するボックスと、1対1で補聴器の聞こえ方をコンピュータの画面を見ながら調節してもらう小部屋があります。
 病院に通う時、いつも同じ医師に診てもらうように、お店にきて相談するときはいつも同じスタッフが対応してくれるので安心です。ユーザーである私が、あーだったり、こうだったり、いろいろと気づいた不具合にひとつひとつ対応し、全体としてよりよい付け心地になるよう、自然な聞こえ方になるようカスタマイズを繰り返してもらいます。
プロフィール

HN:
小畑 貢
性別:
男性
職業:
ユーザビリティ・コンサルタント
自己紹介:
株式会社ヒューマンインタフェースの代表取締役 小畑 貢です。

弊社はユーザビリティ評価及び関連サービスを提供しています。
市販の商品や開発途中の試作品(ソフトウェア含む)を対象に、一般ユーザーが使用する様子を観察、分析し、ユーザーがどの程度使うことができるか、何を改良するべきかを提案します。

弊社ホームページもご覧ください。
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