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株式会社ヒューマンインタフェース代表取締役 小畑 貢 が使い手の世界についてのお話をお送りします。
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24 聞こえは大いによくなった、課題は3つ

24  聞こえは大いによくなった、課題は3つ

先日、私用でハワイに行きました。成田空港のセキュリティ検査では何の問題もありませんでした。検査場の人にパソコンなど電子機器は旅行用バッグから取り出して並べるように言われましたので、「両方の耳に補聴器を入れてるのですが、このままでいいですか」と質問すると「大丈夫です。皆さんつけたままでくぐってますよ」という返事。飛行機でもハワイ到着後も全く問題なく使うことがてきました。
補聴器生活、7か月。大いに聞こえは改善され人とのコミュニケーションはスムーズになったように感じています。ひと事でいうと「使ってよかった」と思います。
 
 課題は3つ、第1は、うっかりに気をつけなさいということ。耳に入れても違和感が少なく存在を忘れてしまうくらいなのでこれは気をつけるしかありません。実をいうとハワイでの1泊目の夜、シャワーを使う時、またしても両耳に入れたまま、やってしまいました。幸いすぐに気づいて事なきを得ました。お湯と水の切り換え、高い位置のシャワーと下の蛇口との切り換え、温度調節の操作方法など注意がそちらに集中していたからだと思います。
 第2は電池切れに気づきにくいこと。電池が切れそうになると「デンチティカ(電池低下)」と言ってくれるのですが、なかなか気づきません。先日、お店の人に相談し音量を上げてもらったのですがそれでも、何かをしていると気づかないことがよくあります。感覚的には半分は気づいていないように感じています。
 第3は電話受信です。補聴器を耳の中に入れた状態でかかってきた電話の声を聞くと、聞きとりにくいことがよくあります。大事なお客様との話のときは何度も聞き返すのも失礼なので、できる限り電話を受ける前に左側の補聴器を耳から素早く取り出して、素のままの左耳で電話の声を聞くようにしています。この方が確実に音声を聞きとれるからです。受話器を耳から少しだけ離して相手の声を聞くというのは簡単なようでとても難しいと感じています。私の場合、左耳の聴力は比較的よく聞こえるからこういうことになっているのだと思います。外を歩いている最中など家族からの電話を受けるときは、左耳に補聴器を入れたままで会話します。何度も確認しながら会話するのが許されるので。
 聞こえがよくなって良かったことと、課題の面倒さ加減とを比べるとどうか、私の場合、7か月での結論としては「それでも補聴器のある生活の方がはるかに良いです。」
補聴器体験記、ご愛読ありがとうございました。
もっと自然で、さらに使いやすい補聴器が出現するのを期待します。
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プロフィール

HN:
小畑 貢
性別:
男性
職業:
ユーザビリティ・コンサルタント
自己紹介:
株式会社ヒューマンインタフェースの代表取締役 小畑 貢です。

弊社はユーザビリティ評価及び関連サービスを提供しています。
市販の商品や開発途中の試作品(ソフトウェア含む)を対象に、一般ユーザーが使用する様子を観察、分析し、ユーザーがどの程度使うことができるか、何を改良するべきかを提案します。

弊社ホームページもご覧ください。
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