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株式会社ヒューマンインタフェース代表取締役 小畑 貢 が使い手の世界についてのお話をお送りします。
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問題を見逃さないテストデザイン 16 最悪のシナリオ-5

製品の弱点を見つける


最悪のシナリオを検討する上で、基本は製品の弱点を認識することです。
どんな製品でも元々、必ず弱点を持っています。その弱点は使い手が道具を使う場面で現実化します。普段は何でもないかのように眠っていますが、何かの条件下で何かが起こると眠っていた弱点がたちまち目を覚まして起き上がり、私たちに不幸な結果をもたらします。
 何でもない普通のA4判のコピー用紙、あなたはこのような紙で指などを切った経験はありませんか?私は今までに最低でも5回くらいはあの突然の痛みを経験したように思います。私たちが文字や図を記録し、読む、物を包むなど便利に普段から使っている1枚の紙にも弱点があります。うっかり端が皮膚に当たり、軽く擦ると皮膚は簡単に斬れて痛みが走り血が吹き出してしまいます。
 紙片のようにわかりやすい製品であれば私たちは、特に作り手から説明を受けなくても容易に弱点を想像できますが、複雑な製品、システムになるとそうはいきません。使い手はその弱点を正しく想像することはできません。したがって、複雑な製品やシステムを提供する作り手の側はマイホームの販売と同じように、使い手にしっかりと重要事項(弱点)について伝える義務があります。弱点の影響を受けるのは製品の使い手ですから、開発し、製品を提供した作り手は、使い手に対して弱点の内容や弱点を現実化させないための方法をしっかり伝える義務があります。作り手が提供する製品の弱点を、自ら把握していないようでは怠慢と言われても仕方ありません。できる作業をやっていないと言えます。


 


  では、製品の弱点を見逃さないためには、作り手として早期に弱点を認識するには、どうしたらいいでしょうか?
簡単な機構部をもつハードウェアの場合で考えてみましよう。


 


私の家の太陽光発電システムが、稼働後6年にして初めて故障しました。台所の壁に設置した液晶画面にエラー表示が出ました。発電が停止しているので、ある操作をしなさいとのこと。その操作をしても結局なおらず、保守の人が来てくれました。彼の説明によると、建物の壁面にコントロールボックスが取り付けてありその中に直流を交流に変換する基板があり、変換する際に発生する熱を冷却するためにファンがあるとのこと。その冷却が正常に働かないためシステムエラーとして画面にエラー表示が出て、発電が停止したということでした。発電が停止するというのはまさしくこの製品の弱点です。この弱点は人の操作によって現実化したわけではありません。状態の変化が弱点を現実化させたのです。
  では、コントロールボックスに限定した場合、どんな状態変化があり得るでしょうか。コントロールボックスには、吸気口と排気口があります。コントロールボックスの冷却機能が正常に働くためのキーとなる要素をリストアップすると次の通りになります。ここで言うキーとなる要素とは「状態変化によっては機能が停止するかもしれない要素」のことです。外気がコントロールボックスに入り、ボックス内の空気を冷却し、温かくなった空気が外に排気される。冷却という作用の一連の流れを想像してポイントになる要素を次の通りリストアップしました。内容は一例として理解してください。


 


発電停止につながる要素


 


1  吸気口付近の外気温度
外気の温度が一定の温度以上になると冷却能力が限界を越え、コントロールボックス内の空気を必要な温度まで下げることができなくなります。すると、発電が停止し不都合をもたらします。鉄板のように直射日光の熱を吸収し放熱する素材のものが吸気口付近にあって、そこに長時間直射日光が当たれば外気温度がそれほど高くなくても吸気口付近の空気温度は高くなる可能性があります。


 


2  吸気口
吸気口の状態としては、空気を吸い込める、吸気口が開いた状態と、吸い込めない吸気口が閉じた状態があります。吸気口が閉じれば外の空気は取り込めませんから冷却効果は得られず発電が停止、不都合な結果になります。
では、具体的にどのような場合に吸気口が閉じるでしょうか。考えられるのは動物、蛙、コオロギ、トンボ、蜘蛛などが口をふさぐことです。ちなみに我が家に来てくれた保守の人の話によると、蛙が吸気口にへばりつき発電停止になったケースがあったそうです。


 


3  ファン(駆動機構含む)
モーターとファンの羽に回転を伝える駆動機構とファンも正常稼働状態と停止状態があります。停止状態の内訳は、電気がモーターに来ない、部品の変形、位置ズレなどが考えられます。


 


4  発熱部(基板)
発熱が一定レベル以下(正常状態)の場合と発熱が一定レベルを越えた異常状態の場合があります。異常状態の原因としては、既定値を越えた大きい電流、基板部分の故障が考えられます。


 


5  排気口
排気口が開いた状態と排気口が閉じた状態があります。また、排気口は開いていても排気口の外側直ぐ近くに空気の流れを妨げる物体がある状態も考えられます。排気口が閉じる原因としては、吸気口から取り込まれたゴミ(落ち葉、花びら)、吸気口から侵入した蜘蛛や昆虫などが排気口をふさぐケースが考えられます。


 


6  信号伝達部
正常に機能している状態と異常な状態があります。先日、内之浦から発射予定の国産ロケット、イプシロンが本体部の姿勢が傾いていると勘違いして発射延期になりました。コントロールボックス内の空気は正常に冷却されていても、冷却されていないと勘違いされ伝わるかもしれません。また、肝心の温度計が狂うかもしれません。


 


以上、発電停止につながる可能性のある6つの要素をリストアップしました。次に、個々の要素の状態を正常状態に維持し異常状態にさせない工夫や異常状態になる可能性を低減する工夫は出来ないでしょうか。


 


吸気口付近の外気温度の場合
これについてはコントロールボックスの取り付け位置工夫で解決できたと仮定します。年間を通して陽射しの当たらない、建物の北側の比較的高い位置に設置するルールとし設置工事マニュアルに反映します。この結果、吸気口付近の外気温度については状態変化の可能性は極めて小さくなりました。


 


このように、弱点現実化の可能性を絞り込んだ後、使い手に気をつけて欲しい弱点が最後に残ります。その弱点を開発し、製品を提供した作り手は、使い手に対してしっかり伝える義務があります。マイホームを購入した方は経験があると思いますが、私たちがマイホームを買うとき、売り手は必ず、重要事項の説明をしなければなりません。患者の手術に取り組むドクターはこれから行う手術の弱点(リスク)について事前に充分説明します。同じことだと私は思います。


 

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私の血圧計体験-3

ひとりのユーザーとして上腕式血圧計に望むこと

(1)
幅の狭い腕帯も選べるように

上腕式血圧計では腕の曲がりシワの線から23㎝離して腕帯を巻くように指示されています。しかし、私は身長が低く腕の長さも短いのでこれを守ろうとするととても苦労するし現実には不可能に近い。子供の場合は対象外かもしれないが、高齢化が進むと人々はだんだん身長が低くなる。身体的条件のためにとても使いにくい思いを受け入れなければならないというのは許容てきない話です。ユーザーの努力や慣れで解決できない問題だからです。


靴は足のサイズに合わせて自由に選ぶことができます。身体に装着する道具は是非、ユーザーにフィットするものを選ばせるようにして欲しい。血圧計を使うたびに血圧を測るのが苦痛になっては困る。山形医療技術専門学校理学療法学科、高橋玲子さんたちが発表した報告によれば腕帯の幅は上腕周径の40%程度が望ましいと言われているとのこと。私の場合に当てはめると私にとっての適切な腕帯幅は11.4㎝ですが現実に使っている腕帯の幅は14.5㎝と3㎝も幅広です。


ひょっとして、今でも自分に合った腕帯を選ぶ手段があるのであればメーカーや販売している人たちは是非、そのことをユーザーに知らせる努力をして欲しい。

(2)できることなら腕帯を巻いたときにOKNGかを知りたい
これは作り手にとっては無理な注文かもしれません。NGであれば加圧後に「エラー」表示してやり直しを促すというやり方でも我慢できないというほどではない。しかし、ユーザーの感覚としては腕帯を巻き終えた段階で知りたい気持ちが生じてしまう。その段階でわかれば、腕帯巻きつけOKNGとの差異を認識しやすく学習が進むことにつながると思います。

(3)電池交換時期を事前に知らせて欲しい。
携帯電話は画面を見るといつでも電池残量が表示されています。携帯電話は何処でもコンセントから充電できるが血圧計は規格の合う電池を購入しなければなりません。旅行先にも持って行き毎日血圧を測る私にとって急に電池が無くなるのはとても困ります。日本国内でもいつでも何処でも電池を買える場所ばかりではない。電池残量が残り少なくなっていますよと表示してくれれば安心できます。

(4)ユーザーが楽しく血圧を下げるのを応援して欲しい。

血圧計を使い始めて4年、その間毎日欠かさず血圧を測り毎月病院の先生に1か月間の血圧測定結果を見てもらっています。その結果、はじめは170くらいあった高血圧が今ではすっかり落ち着いた状態になりました。私自身、血圧計とよい関り方ができて高血圧も抑えられ、よい状態にすることができたと感じています。


よい結果を得ることができたのはなぜだろうと自問自答すると、きちんと薬を飲み、塩分を控えるなど少しは生活に気をつけて毎日きちんと血圧測定を繰り返す中で、血圧が見る見る下がっていく実感を持てたことが一番大きかったという気がします。注目すべき時期は4つありました。

最初の時期
私が血圧計を購入し血圧を測り始めて1ヶ月間くらいの時期に、はっきりと血圧が低下しました。170台後半からたまに180台だった高血圧が、1か月の間にみるみる下がりました。医師の指導で血圧降下剤を毎日飲むようになったのだから当然と言えば当然ですが、高血圧症の患者だった私はこの期間に毎日きちんと薬を飲むことの効果を目の当たりにして、血圧測定が苦痛ではなくある意味で楽しみに感じられるようになったと思う。
2つ目の時期
それから目立った血圧低下がないままの時期が2か月くらいあって4か月目に入る辺りからもう一段の血圧低下が現れてきました。季節的にも春の暖かな日々が続き血圧が140を下回る日が増えていきました。このころの私は、毎日の測定結果をPCに入力して月間の日々の推移、月毎の推移をグラフで確認できました。そのグラフをプリントして病院に持って行き、医師に渡すと「順調に回復していますよ」と褒められました。この経験がよかったと思う。
3
つ目の時期
自分の血圧が下がってきたのに合わせて、それまで飲んでいた薬の効き目が強すぎてなんとなく心臓の変調を感じた時期です。この頃は、それまで常に安定して60台だった心拍が50台になる日がちらほらと現れて、それを医師に示すことで確信をもって弱い夏用の薬に変更できたと思います。ネットで調べると心拍数の正常範囲は609060より少ない状態が続くと、めまいや心不全の原因になることもあると書いてありましたから、私が心拍数の低下に気づけたのはとても重要なことだったのかもしれません。
4
つ目の時期
弱い夏用の薬のまま12月、1月の冬を迎え、薬を以前の強い薬に戻さなくてもよいかどうかを気にした時期です。この時期を弱い薬のまま乗り越えれば自分の身体が健康に近づいたことになる。そういう意味でこの冬の時期はたまに150台とかの高い血圧であっても、思い当たる原因(前の晩夜更かし、風邪気味など)があれば安心できました。

患者の血圧コントロールを助けてくれる血圧計

3つ目の時期くらいからPC入力は止めてノートに記入するだけ、朝晩の2回計測も朝1回だけになりました。いまでは薬を飲んで体調を整えていれば血圧は120台で安定しています。振り返って、4年間も毎日毎日、血圧を測定しノートに記入し続けられたのは最初と2つ目の時期の経験がよかったのだという気がします。


最初の時期は日々の変化を見て納得し、数ヶ月後の時期にはひと月の間に160を越えた日がなくなったとか、150台の血圧の日が何日あったのかとか、月間の最高血圧がどう低くなったかとか、月間の平均の血圧がどう下がったかといった成績を見て「よし」と納得し、面倒なことと思わずに楽しく続けることができたのだと思います。PCに入力しなくても、これと同じような情報をユーザーに提供し患者が楽しく血圧をコントロールできるように応援する血圧計があったら使ってみたいと思います。


                                        終り








私の血圧計体験-2

夏の血圧、冬の血圧


朝起きてほとんど何も行動しない状態で、毎日血圧を測定しノートに記録します。記録するのは最高血圧、最低血圧、心拍数の3つです。朝、マンションと違って我が家の寝室の温度は夏と冬の差がとても大きいので季節によって血圧測定もいろいろな違いが生じます。夏場は半袖のパジャマなので左上腕に腕帯を巻くのは簡単ですが、冬季の朝は寒いし長袖のパジャマなので腕帯を巻くのは少し面倒です。左の長袖だけを脱いで、左肩はすっかり露出した状態で測ることがよくあります。エアコンが早朝にオンになるようにタイマー予約しておけばいいのですが、面倒だったりわずかな時間のために長い時間かけて寝室をあたためるのがもったいないという気がして寒さを我慢しながら測定することが多いのです。左の袖を肩までまくりあげた状態で測定することもあります。そんなときは、絡めた袖がわきの下の血管を圧迫していないかと心配になり、一度測って結果が普通と同じであればいいのですが、ちょっと高目だったり低かったりすると、もう一度、二度と測りなおしをしてしまいます。


夏場は120台の数字ですが、冬場12月になると140台からなかなか下がらなくなりました。私は毎月血圧の記録を付けたノートを持って病院に行き、診察後1ヶ月分の薬を処方してもらっています。12月、医師と相談した結果、強い薬にしましょうということになり、それから強い薬になりました。それからしばらく強い薬を飲んでいたのですが、その年と翌年の冬を越して夏場に入ると血圧が110台になるということがしばしば起こり、なんとなく心臓の動きに不安感を覚える日が続きました。これは血圧の下がりすぎではないかと思い病院で医師に相談しました。その結果、「では、弱い薬に変えましょう」ということになりそれから弱い薬を飲むことになりました。弱い薬に変えたので冬場にさしかかり血圧が上がってこないかと日々注意して測定しましたが、ときどき140台になることはあってもたいていは130台どまりで冬を乗り切ることができました。
 そんなとき、
140台の数字がでたときはまず、睡眠不足がなかったか、風邪気味ではないか、自分の体調を思い起こします。体調異常が無いのに140台が出たときには、2回、3回と測定をやり直してどのくらいに落ち着くか、確認します。やり直すのは腕帯の巻きつけからやり直すときもありますが、腕帯はそのままで再度「測定開始」ボタンを押す場合もあります。


そして低い測定値をノートに記録します。たまに、145とか高い測定値になったときは「昨晩夜更かしした」「風邪気味」「今朝はとても寒い」などと考えられる原因をノートに記入します。そのメモともども病院の医師に報告しますのでこれはいいやり方だと思って続けています。


腕帯の締め付け圧が強いときと弱いとき


上腕部に腕帯を巻き「測定開始」ボタンを押すと、腕帯が上腕を圧迫し始めますがそのときの圧が強いときと弱いときがあります。強い時は「おっとっと---」と少し心配になるくらいきつく腕を圧迫しますが緩いときは「あれっ---今の測り方で大丈夫だったのかな?---」とこれまた不安になります。そんなとき、2度、3度と測りなおしてみますがやはり同じくらいの数値になることが多く、「やっぱり、このくらい高いんだ---」などと思ってノートに数値を記入します。


長い間、この圧の差は疑問でした。圧迫が強いときが正常な測り方なのか、弱くても正常な測り方なのか。どうして圧が強かったり弱かったりするのか。ある人にそのことを質問したことがあります。すると自分の血圧が高いときは圧が強く、血圧が低いときは圧は弱くなるとのことでした。だとすれば、その日によって測定するときの締め付け圧が変わるのは当然で心配する必要はありません。


しかし、病院に行ったときいつものように「腕を出してください---」と言われ水銀柱の血圧計で血圧を測りました。そのときかなり強く腕が圧迫されたのですが血圧は120台で低目の数値でした。血圧が低いのにどうして圧が強かったのか?と不思議に思って医師に聞いてみました。「血圧を測るとき、腕を圧迫する圧力が強かったり弱かったりするのはなぜですか?」答えは意外にも「締め付け圧はそんなに変わるものではない、そのときの自分の血圧の高さとは関係ない」という返事でした。薬局でさらに同じ質問を薬剤師にしてみましたが、返事は医師と同じものでした。


締め付け圧が高いときと低いときがあるのはなぜ? という疑問は今も解消していません。使っている血圧計の機種とか加圧方式とかの違いでいろいろなケースがあるのかもしれません。もし、そうだとしたらメーカーのWebサイトで機種名を指定して調べる必要があると思い早速、調べました。


私が使っている機種はすでに製造中止になっていましたが、関係ありそうなQ&Aがありました。


Q.圧迫帯の締め付けが強く、計測する時に腕が痛むのですが。
A.  血圧を測定する際は、血流をいったん止まるまで圧迫(最高血圧数値+20~40水銀柱ミリメートル程度加圧)します。そのため多少の痛みを感じる場合があります。
また、一般に血圧の高い方は圧迫感が強くなる傾向があります。
痛み、しびれなどを感じた時は無理をしないでください。

血圧が高いときは、締め付け圧も高くなる傾向があるということで血圧を測るときに、締め付け圧が強かったり弱かったりするのはあまり気にしなくてもよいということのようです。でも、実際に測るときは、結構気になってしまいます。


突然、電池液の漏れ


3年目を過ぎたころ、突然、「開始」ボタンを押しても何も反応しないという事態が起こりました。画面には何も表示がありません。前日までは何の問題もなく血圧を測れたのに突然の出来事で何が起きたのかわかりません。あれこれやった後にバッテリーボックスを開けると電池から少し液が漏れかけています。旅先でこんなことが起こったら数日血圧を測れないといったことにもなりかねません。それどころか、液漏れがもっとひどくなっていたら本体さえ使えなくなってしまう可能性があります。私は液漏れをぬぐいとって新しい電池を入れ替えました。


腕帯を巻いた時点で


私はいつも腕帯を巻き終えた時点で、巻き方はこれでよいのか、よくないのか知りたくなります。よい巻き方の状態とよくない巻き方の状態を区別するのが難しいからです。ちょっと緩すぎるかなと思っても結局、測定開始して結果が予想の範囲であればそれでよしとしますし、結果が予想外だった場合は巻きなおして再度測定します。


精神も安静に


ある朝、連続ドラマを見た直後に測ったら142でした。「あれっ、いつもより高い---」と思って少し間をおいてもう一度はかったところ124と表示されました。ノートには124と記入しました。


身体を動かさず静かにしていても精神的に感動したりといったことがあると血圧は高くなるということを実感しました。ドラマを見たくらいのことでもやはり血圧に大きな変化が生じるのだとわかりました。


                                                           (続く)

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スマホ 使いはじめ70日間の記録-23

84日目 電車
送信済みのリストを見つけた。
私にとって送信リストは受信リストと同じとは言わないが 同じくらいよく使う。
このスマートフォンでは使用頻度の低い他の機能と同じグループにひとまとめになっている。  私には使いにくい。
 このスマートフォンでは 機能選択の第一操作はほとんど アイコン操作だ。  機能名の付いたアイコンは少なめだ。 こういうところがスマートフォンのUIの特徴だと思った。

89日目 電車
乗り換え案内のアプリを探した。
今使っているのは検索結果が保存できない。 目的の電車に乗ってから車内で、 次の乗り換え駅での時刻を確認したくでも出来ない。
スマートフォンでアプリ にして、 目についたマーケットをタッチ。
いろいろなジャンルからアプリを選んだ。すると スタッフのお勧め と Googleのお勧め の2つがあった。どう違うのか見当つかない  ユーザのことを考えた選択肢ではないと思った。

89日目 駅
見当つかない。 理由もなく スタッフのお勧めを選んだ。 
すると沢山のアプリのアイコンと簡単な文字情報があふれた。
これは駄目だ、次は キーワードを入力して探した。
虫眼鏡アイコンをタッチすると 画面に4つ選択肢が現れた。
上から 文字入力 dolphinブラウザ など  キーワードの文字を入力しなさいと言っているようなので 文字入力にタッチした。 すると いきなり検索が始まり いろいろな文字入力のアプリが大量に表示された。 キーワードを入力しなさいと言う案内ではなかったのだ 。
全く意味のわからない画面だ。

90日目 電車
検索結果を保存出来るもの。  無料のもの を探した。
20個くらい見たが よくわからない。 開いて説明文やユーザの評価を見た。 しかし機能の説明が無い、 ユーザのコメントからひょっとして保存出来るかもしれないと思う2つをダウンロードした。
結果2つとも保存できそうもなかった。

終わりに
スマホ 使いはじめ70日間の記録---にお付合いいただきありがとうございました。
90日の間に、使わない日がかなりあり、およそ70日間くらいが本当に使った日数でした。
私は普通の携帯電話とスマホと両方をいつも携帯して使っています。
この後、1年半が過ぎた現在では主に次のような使い方をしています。
1位 ブログの原稿作成、電車の中でいつも思いついたこと、考えなど気軽に入力しています。せっかく入力した文章を半分居眠り状態でうっかり消去した失敗も2回くらいあります。
タッチのよさが、災いした気がしています。
2位 仕事のアイディアなど、を気づいたときにメモしています。後で職場のパソコンに取り込んでいます。
3位 写真、マクロもよく撮れるのでちょくちょく利用しています。問題は画角を自在に変えるやり方がいまだにわからないことです。

この機種だけかもしれませんが、メールは複雑なので、普通の携帯のメールを続けて使い、スマホて゜はやりません。スマホのメールは面倒でわかりにくいと思っています。
(終わり)

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スマホ 使いはじめ70日間の記録-22

79日目 電車
画面表示、   アプリアイコンの右肩に数字が表示される。 今日 この意味に気づいた。「 今 メールが何通届いていますよ 」 と 知らせてくれている 。 これはわかりやすい。

81日目 電車
メールが毎日届く。 しかし9割は不要な迷惑メールである。 タイトルで判断したり本文を読んで不要と判断する。 ひとつひとつリスト画面の右上にある削除アイコンをタッチする操作が続く。
電車の中で立つて操作することも多い。 手元狂って隣のアイコンを押してしまうことがたびたび起こる。
「 削除アイコン」は3つ並んだアイコンの中央にあり左隣に返信、 右隣に送信らしきアイコンが隙間無しで配置されている。 怪しいメールをうっかり他の人に送ってしまったりしそうだ。  938

83日目 電車
Eメールを宛先指定して新規作成して送信した。
初めての体験だ。 機能を探すのに10秒くらいかかった。 本文作成のとき エリアが狭く感じ、文字が小さく その上 「このメールはサムスン端末から送りました」 と言う文章まで送られるのが困る。

初めて検索して動画を見た。
昨日はあらかじめ小さい画面のリストとして用意されている20点くらいの画像から気になるものを見た。
今日は検索して探して見た。 検索アイコンを押すと文字入力画面になったので「真央」と入力したら 浅田真央 と表示されたのでそれをタッチして沢山の画像リストから適当なものを選んでみた。
 昨日はサッカーの香川のゴールシーンを2回繰り返し見た。 今日は浅田真央の演技だ。  なるほど スマートフォンは楽しく暇つぶしできる道具だと思った。
画面を横に持ち替えて見ると結構大きくリアルに見えた。  同じ香川のゴールシーンでも 3つくらいあって見比べた。 見てる途中で、もうわかったから中止しようと思い、 右下の戻るボタンしか思いつかず押した。
別の香川のシーンを見るにはやり直しだ。  2209


プロフィール

HN:
小畑 貢
性別:
男性
職業:
ユーザビリティ・コンサルタント
自己紹介:
株式会社ヒューマンインタフェースの代表取締役 小畑 貢です。

弊社はユーザビリティ評価及び関連サービスを提供しています。
市販の商品や開発途中の試作品(ソフトウェア含む)を対象に、一般ユーザーが使用する様子を観察、分析し、ユーザーがどの程度使うことができるか、何を改良するべきかを提案します。

弊社ホームページもご覧ください。
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