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株式会社ヒューマンインタフェース代表取締役 小畑 貢 が使い手の世界についてのお話をお送りします。
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補聴器体験記 4

4 予約してお店に

メーカーのサイトで販売店を探しました。我が家から15分ちょっとのわかりやすい場所にお店が見つかりました。電話すると来店の予約をして欲しいとのこと。いろいろ時間がかかるので、家族と一緒に来るようにとのことでした。次の土曜日、私は家族と一緒にお店に行きました。2週間のお試しサービス(2000円)を体験することになりました。先ず、自分の希望を話しどの機種にするか決めました。眼鏡を耳にかけるのと同じように小さなもの(本体)を耳の上側にかけるタイプを選びました。
 聞こえないのは右耳だけだがお試しでは、左耳用も使ってみることになりました。健康診断の聴力検査と同じように左右の聴力を測定してもらいました。次に選んだ補聴器を耳穴に入れて調整作業をしました。どの周波数レベルをとのくらい補正するか、担当の人とパソコン画面を見ながら細かく調整作業をしてもらいました。こんな小さな本体の中に私の聴力をアップさせるソフトウェアとデータが格納され、マイクとスピーカーが埋め込まれています。超精密技術の固まりを耳に入れて、私の能力を相当高めてくれていると思うと、ちょっとだけ変な気分になりました。自分の身体の一部にロボットがいるようです。
 店内の雰囲気も対応の感じも、ホームページ同様に地味で優しく率直な印象でした。
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お知らせ 5

お知らせ

2014年6月7日から、補聴器体験記 を掲載はじめました。
なぜ、補聴器を使うことになったのか、なぜ、その機種にしたのか、使ってみてどうか、感じたことを紹介します。
補聴器体験記 3

3 サイトの印象

ネットで探すとそのメーカーはすぐに見つかりました。私の主な関心事は、「騒音を抑えて聞きたい音声だけははっきり聞きたい」こと、そして「運転中など救急車の音が聞こえてくると音がどっちの方向から聞こえているのかまったく見当がつかずあわてるので、音の方向がわかりたいこと」「自分の右側に座った人と普通に会話できること」「補聴器をつけていることがあまり目立たず、眼鏡かけても大丈夫なこと」この4つくらいでした。
サイトを見たとき、「シンプルで地味な作りだな」「文字が小さい」と感じましたが、見ているうちに堅実で信頼できそうだと感じました。結果的にはよい印象を持ちました。私の関心事に丁寧に説明してあるし、それを可能にする製品の技術的裏付けが説明されていて納得できるものでした。もうひとつ、製品の値段が私の想像以上に高かったのですが、そのことも高度で信頼できる技術が本物に違いないと私に思わせました。もしも、このメーカーのサイトが違っていて、もっと派手で私の関心事に背を向けるようなサイトだったら、私はきっと他のメーカー、国内メーカーのサイトもしっかりチェックしてひょっとしたら違う製品を選んだのかもしれません。
補聴器体験記 2

2 ヨーロッパのメーカーの製品

私はヨーロッパのメーカーの製品にしようと思いました。理由は2つです。1つ目、数年前、近くのメガネ屋さんで勧められ試しに補聴器を耳に付けてみたことがあります。国内メーカーの製品でした。確かに、右耳からも今までは聞こえなかったいろんな音が聞こえましたが、店内から一歩道路に出たとたん、うるさいくらいの騒音が耳に入って来ました。こんなに騒音が聞こえるのはとても我慢できないと思いました。製品は10万円以上するものでひとりひとりの聴力に合わせて、調整するのだという説明を受けましたが騒音の印象はとても強く残りました。
 2つ目は、テレビの番組を見たことです。聴力の落ちた人が補聴器を付けて、普通の人と同じように周りの人と会話し、しかも外観からは補聴器を付けていることがわからないくらい目立たない。騒音がうるさいこともなさそうでした。番組を見てドイツのメーカーの製品らしいと思いましたが、あとで本当はデンマークのメーカーだとわかりました。
そういうことで、私はデンマーク製(その時点ではドイツ製だと勘違いしていました)の補聴器をまず試しに使ってみようと思いました。
1 なぜ、補聴器を使いはじめたか

私は幼いときに、中耳炎にかかり右側の耳の聴力が低いまま生活を続けてきました。毎年健康診断で聴力検査をすると決まって、右側だけが正常ではないと指摘されていたし、電話をかけるときは左の耳でないと相手の声が聞こえません。寝る時など周りが少々うるさくても横向きに、左耳を枕に当てて寝るとたいてい平気というメリットもありました。しかし、電車やバスのシートに座っているとき、右側にいる相手の声はとても聞きにくく困りました。
家族は会話中に困ることがしばしばあったようで、常々、「補聴器つけるなり何とかしなさいよ」と言われ続けていました。しかし、本人にとっては聞こえている音声が100%であり、聞こえない音声がどのくらいあるのか、ほとんど気づかないので、あまり真剣には考えていませんでしたが、家族の強い勧めで補聴器を試しに使ってみることにしました。
プロフィール

HN:
小畑 貢
性別:
男性
職業:
ユーザビリティ・コンサルタント
自己紹介:
株式会社ヒューマンインタフェースの代表取締役 小畑 貢です。

弊社はユーザビリティ評価及び関連サービスを提供しています。
市販の商品や開発途中の試作品(ソフトウェア含む)を対象に、一般ユーザーが使用する様子を観察、分析し、ユーザーがどの程度使うことができるか、何を改良するべきかを提案します。

弊社ホームページもご覧ください。
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