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株式会社ヒューマンインタフェース代表取締役 小畑 貢 が使い手の世界についてのお話をお送りします。
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12 使いはじめて3か月 2

12 使いはじめて3か月 2

家族との会話もかなり改善されました。「えっ」と聞き返すことが結構減ったと思います。しかし、家族との会話では改善されないことがあります。まづ、私本人が自分が質問されていると気づかないときがあって、そんなときは音は聞こえていても内容はまるでわかりません。子供の頃から普通の聴力をもっている人は、自分自身に向かって話されているか、そうでないかに関わらず聞こえて来る声をキャッチし内容を理解しているように思います。しかし、子供の頃から聴力が弱かった私は先ず、他の人が話している声に気づいたら、先ずその声が自分自身に向かっているのかそうでないかを真っ先に判断しているように思います。そして自分自身に向かっているとわかったら、その内容を理解しようと意識します。内容を理解出来れば適切な対応ができますが、よくわからない場合は少なくありません。そんなときは「えっ」と聞き返したり、曖昧な返事をして再度、相手から内容を聞き出すための、いわば「合いの手」を返すことが多いように思います。
また、相手の話声が私自身に向かった内容ではないと思ったのに、実は私自身に向けられていたという場合も多々あるように感じます。そんな場合は大抵、相手から「聞こえなかったのか」と質問が来ます。
 こうしたことは聴力が回復しても簡単には改善されません。

  改善されないことがもうひとつあります。会話タイミングズレです。私が話の内容を理解してどう返事するべきか、考えている間に相手から「聞こえたのか?」と突っ込まれたり、無視していると受けとめられてしまう、そんなようなケースです。
こうしたコミュニケーションのつまずきはなかなか聴力回復だけでは改善されません。
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プロフィール

HN:
小畑 貢
性別:
男性
職業:
ユーザビリティ・コンサルタント
自己紹介:
株式会社ヒューマンインタフェースの代表取締役 小畑 貢です。

弊社はユーザビリティ評価及び関連サービスを提供しています。
市販の商品や開発途中の試作品(ソフトウェア含む)を対象に、一般ユーザーが使用する様子を観察、分析し、ユーザーがどの程度使うことができるか、何を改良するべきかを提案します。

弊社ホームページもご覧ください。
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