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株式会社ヒューマンインタフェース代表取締役 小畑 貢 が使い手の世界についてのお話をお送りします。
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5 初めて使う
調整してもらったばかりの補聴器を耳にしっかりつけて、通りに出ました。高校2年生のとき、初めてメガネをかけたときのことを思い出しました。街を歩いて、世界は何と明瞭に見えるものか驚いたことをはっきり覚えています。近視になっていた私にはびっくりの見え方でした。 今、耳に最新技術を取り付けて船橋の街を歩いて、高2のときと同じ感覚を覚えました。通りは想像以上に大きな音で溢れていました。いつも歩いていた通りはこれほど騒がしくはなかった。しかし、心配していた耳ざわりな騒音はとても少くほっとしました。 音量は確かに大きいのですが、キンキンと尖った音ではなく、許せる騒音という感じでした。 もうひとつ、イイゾ、と思ったこと。それは音が立体的に聞こえたことです。通りを近づいてきて、反対側に遠ざかって行く車の音が感じられて、聞こえるようになったという実感が涌いて来ました。 お店から我が家まで15分、初めての屋外補聴器体験ですぐに気づいたことがほかにもあります。ひとつはやはりメガネの固定がいまひとつでずれやすいことです。車にチャイルドシートを取り付けるとき、手元が滑ってメガネを掛けたまま顔を座席の背もたれにぶつけたとき以来、私のメガネはズレやすくなっていましたが、補聴器が耳の上面にかかり、さらにその上に眼鏡のモダン(耳あての部分)が乗りますので、一層滑りやすくなりました。ちょくちょく指先で前からメガネを押さえながら歩きました。覚悟はしていましたが面倒です。もうひとつは、時々カチカチと音がすることです。後になってわかったのですが、耳の上面に掛ける小さな補聴器の内部にマイクが内蔵されているのでメガネのモダン(耳あての部分)が補聴器に接触するたびに、カチカチと音を拾うのだそうです。もとはと言えば、フレームが合わなくなったとき私がそのままにしておいたからですが。
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HN:
小畑 貢
HP:
性別:
男性
職業:
ユーザビリティ・コンサルタント
自己紹介:
株式会社ヒューマンインタフェースの代表取締役 小畑 貢です。
弊社はユーザビリティ評価及び関連サービスを提供しています。 市販の商品や開発途中の試作品(ソフトウェア含む)を対象に、一般ユーザーが使用する様子を観察、分析し、ユーザーがどの程度使うことができるか、何を改良するべきかを提案します。 弊社ホームページもご覧ください。 最新記事
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